5月14日、オカメのセティが亡くなりました。
8歳2ヶ月と言う短い生涯でした。
去年の年末に突然餌が食べれなくなったセティ。
もうダメなんじゃないかって不安だったけど
注射とお薬で奇跡的に元気になりました。
朝目が覚めると元気にホッホッホッって鳴くセーちゃんの声。
すっかり元通りの元気なセーちゃん。
でも本当は病気は治っていなかったのかな。
5月に入ってからセティは変なクシャミをするようになりました。
呼吸も少し荒くなったりして。
でも母に言うと気のせいじゃないかって言われました。
セーちゃん、母の前では踊りだしてホッホッホッって
元気良く鳴いていたの。
餌も普段どおりに食べるし声も元気。
でもやっぱり呼吸とクシャミがすごく気になって
連休が明けた5月6日に動物病院へ行きました。
先生を見たセーちゃんは鳴いて威嚇しました。
声は元気だし見た目は異常ないと言われました。
呼吸とクシャミが気になると伝えると
先生は聴診器をセティの胸に当てました。
その時セティが暴れるのですごく心配だったけど
何とか無事に終わりました。
確かに呼吸がおかしいので急性肺炎の疑いがあり
10日分抗生物質のお薬を出してもらいました。
直接飲ませるのが難しいので水入れに溶かして
飲ませる薬にしてもらいました。
お薬が不味いのかセーちゃんはあまり水を飲んでくれませんでした。
でも少し落ち着いたのか呼吸も大分良くなっているようでした。
5月13日、小屋の掃除をしているとセティがパニックになって
呼吸困難になりました。
過呼吸みたいにハッハッハッと呼吸して、足は丸くだらんとなり
羽がまえのめりになりました。
私はセーちゃんを抱いて一緒に同じ呼吸をして大丈夫大丈夫と
言い続けました。しばらくすると丸くなった足に力が入り
元のセーちゃんに戻りました。今思えばもうこの時小さいセーちゃんの
心臓は限界に来ていたのだと思います。
でも私は次の日の5月14日、朝一番にセティを動物病院に連れて行きました。
呼吸困難になったことを先生に伝えました。
先生はその状態だと普通はそのまま死んでしまう可能性が
高いと言いました。アスペルギルスの可能性はありますかと聞くと
日本ではほとんどかからないし、調べるのも血液検査をしたりと
なかなか難しいと言われました。
レントゲンで何か分かるかも知れないけど、仰向けにして抑えて
撮らなければいけないと言われました。
私は今のセーちゃんには無理だと思ったのでお薬だけ出してもらうことに
しました。先生はセーちゃんの体重を量ろうとカゴから出しました。
私はその時また呼吸困難になるかもと思ったんです。
思ったのに言えなかったのです。
セーちゃんは昨日よりもっとひどい呼吸困難になりました。
体重なんて量らないで良いと言えばよかったのに。
違う部屋で酸素吸入をしました。
荒い呼吸のセーちゃんに頑張れ頑張れと言いました。
先生はこの状態だとなんの検査も出来ないし、覚悟をした方が良いと言いました。
しばらくの間セティと私だけになりました。
セーちゃんは荒い呼吸を繰り返していて私は涙が止まらなくなりました。
でも頑張れ頑張れと繰り返し言い続けました。
セーちゃんの呼吸は大分落ち着いてきてくれました。
お薬は前に出たものと違う薬にして検査が出来ないので確証はないけど
アスペルギルスに効く薬も一緒に配合しますかと聞かれました。
副作用はないけど効くかどうかは分からないと。
私は副作用がないなら入れてくださいと言いました。
覚悟した方が良いと言われても私はまだセーちゃんの病気は治ると
信じていました。
車でもうすぐ家に着く時、セティはまた呼吸困難になりました。
私は頑張れ頑張れと言い続け、家の中でいつも日向ぼっこを
していた縁側にセティを連れて行きました。
そこでセティは息を引き取りました。
セティを抱いて頭をなでました。
セーちゃんの羽はいつものようにやわらかくてフワフワでした。
セティは機嫌が良い時に頭をなでさせてくれました。
でもちょっとでもなでて欲しい場所を間違えると
「そこじゃない!」って怒ったよね。
それからここをなでてって、なでて欲しい場所をアピールしたよね。
でももうセティは違う場所をなでても怒ってくれません。
年甲斐もなくワーワーと声をあげて泣いてしまいました。
涙が止まらなくて、今この文章を書いているときも涙が止まりません。
セーちゃんのことを思うたびに涙が止まらなくなるんです。
今日も朝起きたら元気なセーちゃんのホッホッホッの声が
聞こえてくるような気がしたし、
リーフに話しかけたら横からセーちゃんが
「セーちゃん、可愛い」って言ってくるような気がする。
外から帰ったら先に「ただいま」って言ってくれたよね。
もうセーちゃんの声が聞けないと思うと悲しくてたまらないのです。
セーちゃんは賢くて可愛くて私の自慢の子でした。
私が早く病気に気づいていたらもっともっと長く生きれたのに。
無理に病院に連れて行かなければ良かった。
だってあの朝もセーちゃんはホッホッホッっていつものように
鳴いていたし、ダンボールをガジガジして遊んでたんだもん。
1日か2日かしか生きられなかったかもしれないけど
私はセーちゃんともっと一緒にいたかった。
ああすれば良かったんじゃないかと後悔ばかりしています。
私がずっと泣いていたら母がいい加減泣くのは止めなさいと言いました。
泣いていたらセーちゃんが心配するからありがとうと言って
笑って見送ってあげないといけないよって。
セーちゃん、短い間だったけど私と一緒にいてくれてありがとう。
でももう少し泣いても良いかな。
頭ではわかっていてもなかなか思うように出来ないから。
↧
ありがとう
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